最近、いろいろなメディアの記事で格安スマホや格安SIM(MVNO)を薦めているが、ほとんどの人にとってMVNOの利用はトラブルのもとだ。 まず、格安スマホは一切といってもいいほどサポートがない。現在、携帯電話会社におんぶにだっこの状態で使っている人の考え方ではトラブルにしかならない。現状でも「携帯電話会社のサポートってゴミだよな」って思うぐらいの人でなければ問題解決できないと思った方がいい。 そして、これはサポートに関係することだが、格安スマホは壊れた時に誰も代替機を用意してくれない。だから、壊れたら保証があろうとなかろうと新しい格安スマホを購入するか、もとから用意しておかなければ、電話が使えない事態になる。ここを意識してZenfone5を2台用意するならば5万円以上必要となる。もちろん、この5万円が利用料金から割引されることはない。 最後に、これが一番問題なのだが、格安スマホはライフラインとはならない。通常時でも混み合っている時間帯は通信が難しい状態になっている。災害などが発生して本当に連絡が必要なときには通信できないことが容易に想像される。音声回線はそのまま卸しのはずだが、ドコモの都合で優先順位を下げるということも考えられる。そんなものを果たして何も知らない人たちに薦めていいわけがない。 すべてのリスクを負う気がある人だけ格安スマホや格安SIMを使うべきなのだ。 あと、2chをはじめとする掲示板などでは、キャリア契約している人たちを馬鹿にして「格安スマホ使わない奴らは情弱」ということがよく書かれている。そいつらは本当に格安スマホのことを理解しているのか?と思う。そゆこという奴らが本当の情弱だ。災害の時に連絡も取れずに手遅れになればいいと思う。 そして、よくよく考えてみると格安スマホは機種代金の割引がないが、キャリア契約には大きな割引がついている。実際、SIMフリーのiPhoneを買う前提で考えると、キャリアでは月3000円程度割引される。カケホーダイプランに2GBデータ通信をつけたら月6500円だが、そこから3000円割引されるので3500円で利用できることになる。ガラケーでカケホーダイをつけて2台持ちして格安SIMを使うとすると、2200円+900円+140円で3240円となり大して変わらないことがわかる。 大して変わらないのに、トラブルの時に使えない可能性の高い回線契約をするというのは頭が悪いとしか思えないのである。 格安スマホを使う人の多くが2年以上使うことを前提にして計算しているが、iPhoneはともかくAndroidはセキュリティパッチも提供されないので安全に使うことはできないと考えた方がいい。セキュリティを本気で考えるのであれば、格安スマホを買い替え続けるよりキャリア契約でいい端末を使った方がいいと考えられる。 ってことで、難しいことを考えたくない人は格安スマホなんてものに手を出さないのが一番だ。